こんにちは。
とりで腎・泌尿器科クリニックのスタッフです。
2026年が始まり、寒さも本格的になってきましたが、皆さま体調はいかがでしょうか。
冬になると増えてくるお悩みのひとつが、「頻尿」です。
「冬はトイレが近くなるもの」と思われがちですが、
この時期は冷えに加えて、受験や仕事、年度末の忙しさによるストレスも頻尿に大きく関係しています。
今回は、冬に起こりやすい頻尿の原因と、受診の目安について投稿したいと思います。
1.受験シーズンと「冬の頻尿」
月は、受験や年度末の対応などで、精神的な緊張が最も高まりやすい時期です。
緊張状態が続くと自律神経のバランスが乱れ、
その結果、膀胱が敏感になりやすくなります。
さらに冬の冷えが重なることで、
まだ尿が十分に溜まっていないのに尿意を感じる何度もトイレに行きたくなるといった、
「心因性頻尿」や「過活動膀胱」の状態が起こりやすくなります。
特に受験生の場合、
「試験中にトイレに行きたくなったらどうしよう…」
という不安がきっかけとなり、
緊張 → 尿意 → さらに不安という悪循環に陥ることも少なくありません。
2.その症状、実は「膀胱炎」や「過活動膀胱」かもしれません
「ストレスのせいだと思っていたら、実は膀胱炎や過活動膀胱だった」
というケースは、冬にとても多く見られます。
寒さや疲労、睡眠不足によって免疫力が落ちると、
細菌が増えやすくなり、膀胱炎を発症することがあります。
特に、女性の方や忙しさが続いている方、冷えやすい体質の方では、
排尿時の強い痛みがなくても、
「トイレが近い」「残尿感がある」「すっきりしない感じが続く」といった症状だけが出ることもあります。
膀胱炎や過活動膀胱かどうかは、来院時の問診に加え尿検査(採尿)などで確認できますので、「気のせいかも」と我慢せず、早めの受診をおすすめします。
また、膀胱炎を放置すると、細菌が腎臓まで広がり、高熱を伴う「腎盂腎炎(じんうじんえん)」を引き起こすこともあり、早期の対応がとても重要です。
3.「痛みなし・服を脱がない」エコー検査
当院では、必要な患者さんに対して尿検査に加えて
お腹の上から機械を当てるだけのエコー検査を行っています。
この検査では、尿が溜まっていて頻尿なのか、それとも残尿がないのに尿意を感じているのか、結石などが刺激になっていないかといった点を、痛みなく、その場ですぐに確認できます。
ズボンや下着を脱ぐ必要はなく、服を少しめくるだけで受けられる検査です。
また、先天的な器質的異常や病気の早期発見にも非常に役立つ検査です。
4.大切な時期だからこそ、不安を一人で抱えない
受験や忙しい時期に、「トイレのことが気になって集中できない」
という状態は、心にも体にも大きな負担になります。
「ストレスだから仕方ない」と思わず、
まずは検査で原因をはっきりさせてみませんか?
原因が分かれば、症状を和らげるお薬や生活指導によって、日常生活をより楽に過ごすことが可能です。
普段着のまま、安心してお気軽にご相談ください。
ちなみに、この記事を書いているスタッフ自身も、冷え対策としてスパッツが欠かせません。
「こんなことで相談してもいいのかな?」と迷われる方こそ、どうぞ安心してお越しください。
寒い冬を、少しでも快適に乗り切るお手伝いができれば幸いです。




